さくら
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3〜4ヶ月健診で娘に股関節脱臼の疑いが持たれ、東大病院に精密検査に行ったので記録しておこうと思う。
精査待ちで不安になっている方へ、こんなパターンもあるよと知ってもらえたら幸いだ。
太もものシワが非対称?
その案内は突然だった。
保健所で行われた3〜4ヶ月健診で(4m23d)、
「太もものシワに左右差があり股関節が脱臼している可能性があるので、大きな病院で精密検査を受けてください」
健診に組み込まれている、股関節のチェックで要精密検査となってしまったのだ。
順調に終わるだろうと思っていた健診で、まさかのひとこと。
ものすごく動揺し、速攻で夫にメールを打った。
太もものシワの左右差とは、こんな感じ。
この写真はシワを見るために撮ったものではないのだけど、カメラロールを眺めていたら確かに差があるなと思った1枚。
うちの区では(覚えている限りで)東大病院、聖路加病院、順天堂大学付属病院、同愛病院などなど・・7〜8つの病院の中から精密検査をする病院を選び紹介状を書いてもらうことができる。
私は東大病院を選択。その日中に紹介状を受け取り、帰宅後さっそく予約を取った。
乳児の股関節脱臼はどんな理由で疑われるの?
精密検査の予約までは2週間ほど間があった。
その間、もう心配で心配で。
我が家は生後3ヶ月くらいと割と早い段階からエルゴで前抱きをしていたので・・
そのせいか?きっとそのせいだな・・なんで前抱きなんてするのよ!
なんて、想像だけで夫婦喧嘩にも発展しちゃったりして。
とにかく気が気じゃなかった。
健診の際に股関節脱臼を疑われる要因として
- 足の長さや膝の位置の左右差
- 太ももやお尻のシワに左右差
- 片方の足の開きが悪い
- 脚を動かすとポキっと音がなる
- 近親者に先天性股関節脱臼の既往がある
などがあげられるみたい。
また脱臼は女児に圧倒的に多いそうだ。
娘のシワの左右差は素人にもわかるくらいはっきりしているのでネガティブに落ち込んだり、「とにかく早期発見のためにちょっとした疑いでも精密検査となる」といった情報を見てポジティブになったり。
考え始めると止まらず検索魔になってしまっていた。
東大病院でレントゲンなど、いざ精密検査
そして待ちに待った精密検査の日(5m8d)。
心配なので夫にも休みを取ってもらい家族3人で向かった。
検査は
問診
↓
超音波検査
↓
レントゲン
↓
診断
という流れ。
東大病院の先生さまさま・・どうぞよく診てくださいませ。。。
問診では分娩時の経緯や出生体重、また健診と同じくベッドに横にし股関節周りの可動域等をチェック。
赤ちゃんに慣れている、優しそうな先生で安心する。
続いて、超音波。
娘は特に嫌がりもせず、おとなしく検査される。
(余談だけど、赤ん坊が超音波検査を受ける光景ってなんかシュールだし可愛すぎる)
この間、先生から結果の説明は特になし。
ただ、なんとなくネガティブではない雰囲気を感じる。
そしてレントゲンへ。
レントゲン室へは夫が付き添う。
私たちは生後5ヶ月の赤ちゃんがレントゲンを撮ることで、身体、とりわけ子宮や卵巣への影響を心配していたのだけど、先生曰く
「被ばく量はレントゲン1枚より東京〜沖縄間の飛行機乗った方が大きい。それでも心配だったらもちろん拒否することも出来るけど、私たちは被ばくのデメリットより検査のメリットのほうが大きいと考える。」
とのことで納得。
レントゲン時には生殖機能を守るプロテクター(おへそに500円玉ほどの鉛のようなもの)をつけた。
精密検査の結果は?
超音波とレントゲンが終わり、再び診察室。
いよいよ検査の結果が伝えられる。
「股関節脱臼はしておらず、全く問題ないですね。むしろ関節も骨もしっかりしてますよ〜。」
「・・・・よ、よかった・・・」
胸をなでおろすとはこのことか。
涙が出そうになる。
よかった、本当によかった・・
先生の説明は
- 週に3〜4人は股関節脱臼の疑いで紹介状を持った赤ちゃんを見るけど、実際脱臼しているのは多くて年に2〜3人
- 脱臼はエルゴの前抱きなどでは起こらない
- 昨今は早期発見のため、少しの疑いでも精査になる
- 今回のシワの差異は単なる足のクセ
- 脱臼の見落としはまずないけれど、心配だったら歩くようになってから再受診も可
とのことだった。
また、もし脱臼があった場合でも今は早期発見されるので治療でほぼ治すことが出来るとも話していた。
子育ては不安との戦い・・
今回は幸いにも心配が杞憂に終わり本当に安心したが、子育てはこうした怪我や病気などへの不安との戦いでもあるな・・と改めて感じている。
3〜4ヶ月健診で脱臼の疑いを持たれたあと、「疑い→問題なかった」という体験記を探したのだけどあまり見当たらなかった。
4月時点ではブログを始めようと思っていなかったので、写真やメモが少なく記憶が確かな部分しか記載していないが、誰かの不安を少しでも和らげたら、と思う。