子連れベビーカー外出でエレベーターの有難さと同時に感じた違和感。立場の違いでこんなにも見える景色が違うとは…

子連れベビーカー外出でエレベーターの有難さと同時に感じた違和感。立場の違いでこんなにも見える景色が違うとは…
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さくら

東京の下町で娘クーピー、夫サンバルと3人で仲良く長屋で暮らす2年目ママ。おしゃれ大好きゆるミニマリスト。

子連れ以前・子連れ以後の世界はまるで別世界といっても過言ではない。

初めての「立場」で街に出ると、新たな発見がたくさんある。

立場が変わったことでここまで視点が変わるのは人生で初めての体験かもしれない。

子連れの移動手段。

生後3〜4ヶ月程までは抱っこ紐で移動することが多かった。

抱っこ紐に入れていると気持ち良さそうによく眠るし、冬だったので体温を分け合い暖かそうでもあった。

娘in夫エルゴ(生後2ヶ月)

しかし、体重が6キロを超えたあたりからだろうか。

体力に自信があるほうの私でも抱っこ紐での移動がだんだん辛くなってきた。

腰にくるのだ・・

腰はあかん、腰はあかんよ。

腰をヤってしまうとその他全ての活動に影響が出る。

腰は全力で守らなあかん!

と、いうことでベビーカーを購入し移動手段をシフト。

子供も荷物も軽々と運べるベビーカーには当初感動すら覚えた。

babycar
娘inエアバギー(生後6ヶ月)

とは言っても、その移動にもそれなりの労力が求められるのも確か。

いつもの駅、いつもの街、いつものショッピングモール。

子連れ以前は難なく移動していた場所たちが、途端に移動に時間を要するようになる。

そう、その一つの要因として、ベビーカーでの移動=エレベーター が必須だからだ。

ベビーカー移動=エレベーターが必須。

当たり前だけど、ベビーカーだと階の移動にエスカレーターを使うことができないので何処でもエレベーターを探すことになる。

今までは気にもしていなかったエレベーターたちが、一転して移動手段の主役におどり出るのだ。

いや、頭ではそうなるんだろうな〜と予測してたけど、百聞は一見にしかず。

聞いていたこと・考えていたことと、実際経験することではやはり感覚に差異がある。

Elevator-in-station

ほとんどの場合、エレベーターは混み合っている。

特に駅なんて1ホームに1台だから、乗降者の多い駅では2〜3回見送ることもザラ。

急ぎたくても、急げない。

落ち着いて、自分の番を待つしかない。

エレベーターってこんなに混んでるんだと初めて知った。

エレベーターを必要とする人たち。

エレベーターを利用するようになり気づいたことは、同じく子連れの方以外にも

  • 年配の方
  • 障害のある方
  • 荷物の多い方

等々・・

こんな風にエレベーターって求められていたのか

こんな風にエレベーターが必須の方達がいたのか

ということ。

その現実を体感した衝撃が、そう小さくなかった。

繰り返しになるけど「頭で考えること」と「体感」はやっぱり違った。

Elevator

またその体感を持って行動していると、どうしても

エレベーターは必要とする方々を優先してくれまいか・・

と考えてしまう。

いやもちろんエレベーター乗車は誰しもが有する権利だし、たとえ優先エレベーターだとしても、エレベーターを必要とする理由が必ずしも外見から分かるわけではない。

それはもちろんそう、もちろんそうではっきりした線引きなんて難しいのだけど・・

明らかに元気でおしゃべりに夢中になっている学生や若者をみると、「エスカレーターを使ってくれるとありがたいんだけどな」と思ってしまうのも正直な気持ちなのだ。

特に優先エレベーターは、(エスカレーターで移動できるかたは)出来る限りご遠慮願いたい・・

我々にはこれしか階の移動手段がないのだ。

(もちろん優先順位にもグラデーションはあると思ってる)

そんな風に感じてしまうくらい、都心のエレベーターは混雑している。

立場なんていつでもひっくり返る。

もちろん必要以上の権利を主張するつもりはないし、ベビーカーでの移動にもTPOは必要だ。こちらが配慮しなければならない場面もたくさんある。

それは納得の上で、こと街のエレベーター利用に関しては優先順位をもう少しだけ考えてくれると本当に必要とする人たちにスムーズにその動線が伝わり「外出」に関し心強さを感じる人がたくさんいるのではないだろうかと思う。

intersection

いつだって自分と誰かの立場は表裏一体で、確かな立場なんてものは存在しない。

隣の人の姿は明日の自分かもしれない。

できることは最大限の想像力を持って相手の立場を考えること。

エレベーター利用に限らず、そんな想像力を忘れちゃいけないなと、改めて考えている。

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